2021/04/05
東京地区私立大学教職員組合連合は4月5日、2020年度の私大生への仕送りが、「月額8万2400円(前年度比2900円減)」という調査結果を公表した。これは、1986年度の調査開始以来、最低の額だった。
調査は20年5~7月、早稲田、明治、中央大など、首都圏の1都3県にある9大学に入学した学生の保護者を対象に行い、約5400件の回答を得た。1か月の仕送り額は、ピークだった1994年度(12万4900円)以降、減少傾向で、仕送りから家賃をのぞいた生活費は1日平均607円で、過去最低となった。コロナ禍の影響は大きい。