2020/04/03
東京地区私立大学教職員組合連合(東京私大教連)は4月3日、「私立大学新入生の家計負担調査2019年度」を公表した。調査は昨年5~7月に実施。茨城、栃木、埼玉、千葉、東京、神奈川の1都5県の14校に入学した新入生の保護者4419人から回答を得た。
首都圏の私立大に2019年度入学した下宿生への仕送り月額(6月以降の平均)は8万5300円で、1986年度の集計開始以降、2番目に低い水準だった。仕送り月額は過去最低だった前年度よりは2200円増えたが、最も高い1994年度の額を3万9600円下回った。下宿生の保護者の世帯年収は平均930万円。
「受験から入学までの費用」は過去最高で、自宅外通学者220万円、自宅通学者158万円、また入学の年にかかる費用は、299万円(自宅外通学者)だった。2020年はコロナ禍でアルバイトもできず、悲鳴をあげている。