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岡山大:GW明けに「五月病」が急増、塚本教授が対策をアドバイス

2017/05/07

 体がだるく、無性にイライラする…。進学や就職から1か月がたち、新入生や新社会人が陥る危険がある「五月病」。深刻になると、ゴールデンウイーク(GW)明けから出社や登校ができなくなる場合もある。山陽新聞(5/7)は、岡山県臨床心理士会副会長で精神科医の塚本千秋・岡山大大学院教育学研究科教授に原因と対策を語ってもらった。それによれば、五月病は、あえて診断するなら「適応障害」に分類される。生活環境の激変による心身の疲労がGWを挟むことで一気に噴出し、軽いうつ状態に陥る。

 本来は受験勉強に明け暮れた大学生が新生活で目的を喪失し、虚脱状態となることを指したが、ストレス過重社会が進展する中、年代にかかわらず使われるようになった。塚本教授がアドバイスする五月病の本人対策は、次の4つ。①生活リズムを整える、②息抜きを意識的に取り入れる、③周囲に相談する、④頭と体を休める。また、周りの人の「頑張れ」は、本人を追い込むだけであり、禁句だという。

 

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