2017/03/22
国公立大前期試験の合格発表も終わり、今年の入試も峠を越えたとして、プレジデント(3/22)は17年入試を総括。その情報によれば、近年の入試では国公立大の人気が高い。一番の理由は学費の安さにある。国公立大人気は高いが、毎年、最初の関門となるセンター試験の出来、不出来で、国公立大の志願者数がほぼ決まってくる。今年のセンター試験の平均点は理系でダウンし、文系でアップした。文系の受験生にやや有利な状況となった。この結果から、今年も❝文高理低❞の学部志望動向となった。さらに、国立大では文系学部の定員を減らし、理系学部の定員を増やしたところが多かった。
志願者トップは2年連続で千葉大だ。1万1718人、昨年より361人増えた。昨年、国立大初となる国際教養学部を新設し人気を集めたが、今年は後期試験で志願者が増加し、さらに伸びた。東京大をはじめ後期試験を廃止したり、定員を減らしたりする大学が多く、後期を実施している大学は人気になりがちだ。その上、首都圏では医学部まである総合大学は、東京大と千葉大ということもあって人気が高い。最近の受験生は単科大学よりも総合大学を選ぶ傾向が強いことも理由だ。2位は昨年の4位から躍進した神戸大で、6年ぶりの志願者増の1万24人となった。1万人を超えたのはこの2校だけだった。